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2005/07/18

時代

夏風邪が長引いて、3連休だというのに今日は1日家でだらけていました。普段は日中ほとんど見ることのないテレビをつけると、たまたま俳優・里見浩太朗の特集をしていました。何気なく見ていると、生まれ育つ時代が私の父とほとんど同じで、幼少期に戦中・戦後の大変な時代を通過してきた方でした。
私は子供のとき、父や母からその時代のことを良く聞きました。父は長男で、小さい時から弟や妹の面倒をみながら、戦争に行って留守にしている父親の代わりに母親を助けながら生活をしてきたそうです。今で言うと小学校低学年くらいに、大人が持っても重いような“肥たご”を山のほうまで運んだり、遠い遠い道のりを一人で買い物に行ったり・・・。貧しくてお弁当さえ持っていけなかった時代もあったそうです。
子供を持つ一母となった今、父の話を思い出すと我が子では考えられない!と、改めてその時代の大変さを思い知らされます。重いものを持つ!? いや、未だに“抱っこ~”とせがむ我が子。食べ物がない!? 飽食の時代で“アレ嫌い、コレ嫌い” 親だって“アレ食べなさい、コレ食べなさい”… 生活すること自体が大変だった昭和初期。卵だって弟妹の多い父にはほとんど回ってこなかったそうです。“栄養”なんて考えて食べた時代ではなかったでしょう。
数年前ですが、父の大好物の“まめごはん”(グリーンピースのご飯)を家族で一緒に食べているとき、父は昔の話をにこやかに始めました。
子供の頃、こっちで言うと佐久から長野県の一番南まで行くくらいの距離を、一人でリュックしょって重たい食料なんかの買い物に行ったこと…何日もかけて行くような遠い道のりで、お腹が空いて倒れそうになったとき親切な人が“まめごはん”を食べさせてくれたこと。『それが美味しかったんよ…』 そう言って見せたこともない涙を流す父。それを聞いて、母も姉もみんな想像するだけで父が不憫で涙が出ました。可哀相な父…
でも、親になって新たに気付いたことがあります。それは、“その親”(私の祖父母)はどんなに切なかったか…ということです。もし今この時代に、戦争かなんか大変な時代になって昭和初期のような食糧事情になったらどうだろうか?今のままの生活を守れるはずはなく、きっと子供にも何かの負担を背負わせることになるでしょう。そんな時の親の気持ちって…?そう考えると、今は亡き祖父母も大変だったと思います。そして何より、そんな時代を通過してきた方(今はもうお年寄りと呼ばれる方々)を、自分の親たちを大事にしなければいけないと思いました。

親たちの育った時代は、生活面で大変な時代でしたが、今の時代はどうでしょう?手放しに喜べる時代ではないはずです。昔の時代に比べ、食べること・住むところには困らない時代になりましたが、親が子を、子が親を殺すような事件、犯罪の低年齢化、ゲーム世代の思いもよらない安易な動機の事件。世界的なテロ事件や、温暖化・異常気象・相次ぐ天災も気になります。親が子供に神経質になりすぎたり、干渉しすぎたり、逆に全く干渉(管理)できていなかったり…虐待は年々深刻な問題になっています。
10数年後に子供を社会に出すとき、一体どんな時代になっているのでしょうか?

それを良くするのも悪くするのも、今の私たち大人しだい…なのかもしれません。
私も反抗期には、昔と比べられて注意されたりすると、『そんな昔と今は違うんやけ!比べんどって!』(…違うんだから比べないで!という北九州弁)と口応えしていました(^^;)ゴメンナサイ
確かに昔と今、またこれから先の時代…時代は変わり比べることは難しいでしょう。しかし、“その時代の残した教訓”みたいなものは大切にしていきたいし活かしていきたい・・・我が子にも追々伝えていきたいと思います。

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子育て・教育」カテゴリの記事

コメント

涙が出ちゃいました。
私の亡くなった父も もっと勉強がしたかったこと、好きな絵を描く仕事に就きたかったことなどを
ふともらすことがありました。
きっと農家の次男ではそんな我が儘など言えない時代だったのでしょう。
戦争や天災によって 自分の力ではどうしようもない運命を背負って 悔しい思いをして生きた世代です。

今の子どもたちが何もかも与えられている自由な世代でありながら
本当に幸せかどうか・・・・ものがあることが幸せであるとはいえないことを思うと
いつの時代も親はわが子の事を考えて
必死なんだなぁと・・・思います。

今ある与えられた環境のなかで 良い子に育って欲しいと思います。
そうやって育てられたら 子どもはきっと親や時代をうらむことは無いんじゃないかしら。

お父様の辛いお話もまた そのお父様お母様への感謝の気持ちにきっと繫がっていると思いますよ。

いいお話をありがとう。

投稿: チェルシー | 2005/07/18 17:15

な、なんてことを・・・・・
今日はコメントを送信するたびにエラー画面が出てしまって・・・
おっかしいなぁ??
画面にあるようにまた時間を置いて・・・送信

こんなことを繰り返していました
ごめんなさいね~
恥ずかしいよ~
怪しいほどいっぱい送りつけてしまったコメント
削除してくださいませ

この暑さで 私壊れてきたかしら?

投稿: チェルシー | 2005/07/18 17:20

チェルシーさん、こんばんわ♪
はい、たっくさん来てました(笑)今日は本当に暑かったですから…(^^)
この辺でも32度だとかラジオで言っていましたよ。

“今ある与えられた環境のなかで…子どもはきっと親や時代をうらむことは無いんじゃないかしら。…”
ほんと、そう思います。与えられた環境しかどうしようもないんですものね。それを恨むより、必死により良い方向を目指して頑張るしかないんですね。

チェルシーさんのお父様やお母様が経験された人生も、ちゃんと次の世代に受け継がれている…素晴らしいことです。
しみじみした話も、結構良いコミュニケーションになりますよね(^^)

投稿: hiyori | 2005/07/18 21:42

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