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2005/10/17

子供の「サイン」に気付いていますか?

10月14日 佐久長聖中学校をお借りして開催された文教講演会。今年は小諸市子育て支援センターの木次幸子先生が「子供のサインに気付いていますか?~乳幼児期からの子供への接し方と親のあり方~」と題して、約2時間お話してくださいました。
録音したわけではないので、私が印象に残ったことをレポートしたいと思います。少しでも読んでくださっている皆さんの参考にでもなれば幸いです。

最近の子育ての環境は、昔と大きく変わってきています。
核家族化により母親ひとりでの子育てとなり、母子密着型子育ての密室化になりがちなのが現状です。それにより母親への負担は大きく、社会から疎外されたような焦りや苛立ち、更には吐きだす場所もないストレスを抱え込み 「子育てなんか損!」と、せっかくの幸福を感じられないことも多くみられます。
また、子育てを重視できず独身生活と同じような「自己中心の生活」、「親性の崩壊」も起こってきています。それはとても悲しいこと・・・
「完璧な親はいません!頑張れるところまで頑張って」 私(木次先生)は、そう言います。あとは社会に任せればいいのです。

子供の環境も大きく変化し、「子供から“3間”がなくなっている」といわれます。
「空」「仲」「時
子供たちだけで外で遊ばせるのも難しい世の中、とても育てにくい環境にあります。登校拒否やいじめなど、子供を取り巻く多くの問題もあります。
ここで、今一度子育ての意義の見直しをしてみましょう。
“優しく、個性豊かに” 人格というものは「三つ子の魂、百まで」と言われますが、幼児期に形成されます。「愛しむこと」を忘れず、上手く息を抜きながら子育てしましょう。“息抜き”は“手抜き”ではありませんよ。大切に、穏やかに、安定した気持ちで子供に接しましょう。子供と一緒に育つ・・・親学です。

(しつけ)とは、漢字を見れば「身を美しく」と書きます。基本的生活習慣は、生きていく上で大切な習慣です。味覚・睡眠・排泄・着衣・清潔
「味覚」は4歳までに育ちます。辛・苦・酸・渋・・・などできるだけ多くの味を経験させ、バランスの取れた食事を心がけましょう(1日30品目と言われます)。特に朝食は大切!起きて30分は胃が働きません。早めに起こして、しっかり朝食を食べさせないと、園に行ってから活動ができません。
「睡眠」は、早寝・早起き。親の勤務体制などで、夜型の子供も増えています。「だって寝ないんだもん」・・・子供は起こしていればいつまでも起きています。9時10時まで親がテレビをみているのではなく、見たい番組はビデオにとっておいて15分でいいですから一緒に床に入りましょう。絵本を読み(もういっかい、と言われれば2、3回までは読んであげてください)、電気を消して子守唄を歌ってあげれば自然に寝ます。夜9時に寝て、朝7時に起きるのが理想ですね。
「着衣」「排泄」は、やりたい時にやらせてあげましょう。その時期を見落とさないように。

きっちりした「けじめ」も教える必要があります。
①やってはいけないことを、きちんと叱る。子供のやりたい放題は、愛情ではありません。
良いこと、悪いことを覚えさせる。
③何が悪いのか、しっかり教える。
人を傷つけること、自分を傷つけること、物を壊すことは絶対にいけません!投げていいのは、ボールだけです。
媚(こ)びることは、絶対に教えてはダメ!後で大変なことになります。
家族(夫婦)同じ姿勢、同じ気持ちで接しましょう。母親に聞くと「いいよ」、父親に聞くと「いけない」では子供は分かりません。
⑦子供を叱るときは、本気で毅然とした態度で叱る。子供が“叱られた”という感じがないと意味がありません。しかし、長く叱ってもダメ。子供の集中力はいいとこ1分から1分半です(笑)
また、子供にもプライドがあります。人前で叱らず、誰もいないところで叱りましょう。

子供は遊びの中で、多くのことを学びます。子供同士の関わりから育つものは大きいのです。
一人遊び→集団遊びになり、優しさや思いやり、意欲、満足感などを学びます。おもちゃの取り合いで親同士が謝っている風景を良く目にしますが、「どっちが勝つかしら?」と見ていていいのです。負けたほうは悔しい気持ちを覚え、勝ったほうは満足感を覚えるでしょう。人が嫌がることをしない、我慢することも遊びの中から育まれていきます。

親が子供に接するとき、決して長い時間でなくてもいいんです。30分!子供と真剣に遊んであげてください。一緒に遊んでいるだけで子供は満足します。一緒にお風呂に入ることも良いですね。
忙しいから・・・ついつい「早く!」 子供が話してきても「なんだ、そんなこと」
子供は心が満たされず、寂しい思いをします。褒める、喜ぶ、少し大げさに、密度の濃い関わり合いを心がけてください。褒めることは大事なこと。安定した快よい生活を送ることができ、感性豊かな子になれます、また自分をコントロールできる自制心も芽生えてきます。

親だって完璧ではありません。失敗は素直に謝りましょう。
「お母さん、ちょっと怒りすぎたね。ごめんね。」
私(木次先生)も、息子が夏休みの宿題が終わったと言って友達と遊びに行った時、プリントを見てみると空欄があったので、帰ってきてから外でバケツの水を3杯、頭からかけて叱ったんです。あとで「怒り過ぎたな・・・」と思って謝ったら、息子は『うん、分かってるよ。・・・でもね、あそこは○○先生が習っていないところだからやらなくていい、って言ったんだよ。』 ・・・なんて母親でしょう!(苦)

子供のサイン、必ず「こっち向いてよー!」という心の叫びは兆候として出ます。
すねる、泣く、言葉が荒くなる、イライラしている、爪を噛む、夜中泣いて起きる・・・お腹が痛くなれば重症です。
そんな時は、まずは安心させてあげてください。向かい合うだけで、子供と心が通じます。
子育ては、一人ではできません。家庭、家族が基盤です。

講演:小諸子育て支援センター 木次幸子氏

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コメント

hiyoriさん、こんにちは。

「うんうん」とうなずきながら読みました。
子供の叱り方って本当に難しいです。
でも、悪いことしてるのに叱らないでおくことが、もっといけないことだと、
カミさんにいわれて、「そうだな!」って感じました。
親だけでなく、周りの大人もあまり叱らなくなりましたよね。
昔はイタズラしたら近所のおじさんなんかによく怒られてましたよね?(笑)

投稿: くすりやてつ | 2005/10/17 18:52

私もめずらしくメモとりながら真剣にお話を聞きました。
hiyoriさんみたく文章力なくてまとめられないな~。
おもいっきり箇条書きです。
心に刺さる言葉も沢山ありました。

もう少し真剣に子供と向き合いたいと思います。
忘れそうになったらまたhiyoriサンのレポートまた読ませていただきます。

投稿: ちびドナ | 2005/10/17 21:27

お久しぶりです。
我が家も核家族化で母子密着型そのものです。ダンナも子供たちが寝てからの帰宅が多いですし・・・平日は朝食の時ぐらいですね。
休日の日はダンナに子供たちのお風呂を入れてもらうのですが、それも時々すれちがいの時も。もう少し協力してもらわねば・・・(^o^)

投稿: らべんだー | 2005/10/17 21:56

◆くすりやてつさん◆
子供を叱るには、自分の善悪判断基準がしっかり確立していないと叱れません。
良い、悪い、YES、NOが言えてちゃんとした理由を説明してあげなきゃなんですから、大人だってしっかりしなきゃです。
よその子は親がいるとさすがに叱れませんが、本当は悪いことは悪いと言うべきです。
夫は小さい頃、よく材木置き場に積んである材木に登って遊んでいたら、大きな声で怒鳴られてたそうです(笑)
でも大事なことですよね。材木が傷ついても困るし、子供だって材木の下敷きになるかもです。そもそも人の家の敷地には入ってはいけません。
社会や地域で子供を育てる、そんな意識が薄れています。
書くの忘れてましたが、「子供は国(世界)の宝です」

◆ちびドナさん◆
子供と向き合う・・・簡単なようで毎日24時間のこと、難しいことです。
だからこそ、いろんな刺激や知識を受けて見直す機会が必要なのでしょう。
私も今回、大人の生活ペースに引きずっている今の生活を反省させられました。「まぁ、しょうがないか」で済ませていたように思います。
それにしても、200人くらい?たくさん来てましたね~

◆らべんだーさん◆
お久しぶりです。父親が仕事で遅いパターン、多いんですよね。子育てには父親も必要。でも影が薄くなりがち・・・
そんな時は、不在の父親を話題に出し、子供に父親の存在をアピールしてみるといいかもです。
例えば、遅く帰ってきて夫婦で話した父親の会社の話でもいい、○○ちゃんがこうだったと話したらとても嬉しそうにお父さんこう言ってたよ、とか。できれば父親の威厳をアピールできるようなことを少し大げさに、嘘八百でもいいから(笑)話してあげると、子供の心にはいつもいないお父さんが常に存在するようになり、安定した心で生活ができる・・・かもしれませんね。
注)これは私の考えなので偉そうに断言できません(スミマセン)。

投稿: hiyori | 2005/10/17 22:59

プーケットから帰ってきましたぁ~~
で、こちらを覗いたらとっても為になる話題じゃぁないですか!!
そうだよねぇ~、うんうん、とうなずきながら読ませていただきました。

うちは小5&小3ですが、未だに夜は9時就寝です。娘はともかく、小5の息子は9時には寝付きませんが「ベットで横になってなさい」という母の一喝で起きてこれません(笑)
小さい頃は、毎晩絵本を読み聞かせしてたよなぁ~~と、思い出しました。
今でもお風呂はPaPaと入ってますねぇ~。

だけど、それでもスキンシップが足りていなかったんじゃないかなぁ~と思う事も多かったです。あ、今もだけど…
忙しいからって、ついついイライラしたり…
今頃になって、「あ~ぁ、もっとたくさんギュッと抱きしめてあげる事ができなかったのかなぁ~」と、反省してみたり…

子供を育てているというよりも、親になるための修行中~みたいな毎日…カナ?

投稿: もかはらー | 2005/10/22 20:20

もかはらーさん
お帰りなさいっ! 旅行はいかがでしたか~?
あ、バトン、私まだ書いてませんから・・・(遅すぎ!)スミマセン(^^;)抜かさないでくださいね~

結局、子供によって親になってゆくのですよね。今、私たち親子は風邪ウイルスと格闘中!

投稿: hiyori | 2005/10/22 22:45

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